理事長挨拶

平素は一般社団法人白山青年会議所の活動に格別なるご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

本年、一般社団法人白山青年会議所は創立50周年の節目の年を迎えます。今日まで50年という長きにわたり、地域の皆様のご支援ご協力を頂きながら活動して参りました。

今後も、時代の変化に併せて、この地域の未来を見据えた活動を展開して参ります。

我々は、40歳までの限られた時間のなかで、「明るい豊かな社会の実現」を理想に掲げ、まちづくり・ひとづくりの活動を行いながら、会員自身がリーダーとして地域社会に貢献できる存在となるべく日々活動をおこなっています。

2020年度は「新たなキセキ~未来を創造しこのまちに変革を~」のスローガンのもと、会員一人ひとりが、この地域の未来について考え、能動的に行動し、市民と共に白山市地域の魅力を創出し、青年としての英知と勇気と情熱をもってこのまちに変革を与えれるような運動を展開し、新たな軌跡を残していきます。

本年も引き続き一般社団法人白山青年会議所活動に対するご理解、ご協力をお願い申し上げます。

一般社団法人白山青年会議所
2020年度理事長 西川 晋平

スローガン

理事長所信

 人間は今ある状況から変化することを好まない。変化することへの不安感や恐怖心は誰もが経験したことがあることでしょう。何か新しいことへのチャレンジや決断を下すときには、必ず物事は変化します。変化こそが新たな「価値」を見出し、成長の「糧」であり革新の機会になります。そして時代が変化し続けるのであれば、我々も変化し続ける必要があります。青年会議所には、様々な機会の提供があります。我々は失敗を恐れずに何事にも能動的に行動することで、社会に変化を与え自分自身に変化をもたらします。JCは単年度制であり、このことの繰り返しが、自身の価値観に大きな影響をあたえ、自身を大きく成長させてくれます。

はじめに

 1949年「明るい豊かな社会の実現」を理想に掲げ、責任感と熱き情熱をもった青年達が戦後間もない焼野原だった日本の再建は我々青年の使命であるという覚悟のもと、青年会議所運動は産声をあげました。そして我々が住み暮らすこの地にも1971年、この地域を自分たちの力でより良くしたいという青年たちが集い、松任青年会議所が誕生しJC運動が始まりました。そして本年(一社)白山青年会議所は、創立50周年の大きな節目の年を迎えます。先輩諸兄の地域を想う熱い情熱のもと「明るい豊かな社会の実現」を目指し、愛するまちの未来を創造するのは我々青年の使命であるという創始の精神は、50年経った今日も変化することなく未来へと紡がれています。こうして50年もの長きにわたりJC活動を続けてこれたのも、家族の支えや社会、地域の皆様のご理解とご協力のおかげであります。このことに感謝するだけでなく、一人のJAYCEEとして地域に何を残せるか、地域をどの様に変化させていくか、自身の社業に何を持ち帰ることができるのかを考え日々のJC活動に向き合い取り組まなければならない。昨年、平成という時代に終わりを告げ、令和という新元号のもと、社会は新しい時代へと歩みはじめました。私たちJAYCEEの運動も時代に併せて何のために、誰のために行っていくのかを一人ひとりが真剣に今一度考え向き合っていかなければならない時である。時代の移り変わりが早い今こそ、JC活動を通じて我々はどうあるべきなのかを改めて向き合い考え「変化を恐れない」「失敗を恐れない」能動的にチャレンジ出来る人間へと成長していかなければならない。我々が青年会議所の機会を通じ、このまちの未来について熱く議論を交わし語り合い地域の市民と共に成長を遂げることで、必ずこの社会に必要とされる価値ある組織となり明るい豊かな社会を築き上げることが出来ます。

地域の未来を切り開く人財を発掘

 近年、全国的に青年会議所会員数は減少の一途をたどっています。全盛期には67,000人の会員が所属していた時代から、2019年1月付けで約34,500人となっており、近年石川ブロック内の各地会員会議所においても減少し続けています。会員拡大活動は、最重要事項の一つです。白山青年会議所においても例外ではなく、毎年会員拡大活動には力を注いではいるものの、大きな成果を上げることが出来ていません。我々の運動をより大きく、より強く展開していくためには、志高き同志を増やし、魅力ある組織へと変化させ、地域に必要とされる組織でなければならない。まずは我々メンバーが、JCと真剣に向き合い、誇りと自信をもって能動的に活動し情熱を注ぐことが出来れば、JCの存在意義や魅力を地域社会に発信することが出来きます。そして、一人でも多くの人財がJC活動を通じて自己変革をおこし若きリーダーとして、能動的にこの地域の未来のために活躍することで、まちの経済的発展と会員企業の成長にもつながります。また、会員を拡大させることは、組織を運営・維持するためだけではなく、この地域の未来について考える人財や社会で活躍できる人財を一人でも多く増やすことにもつながり、地域社会の未知の可能性を切り拓くことが出来ます。となれば地域の方々に「JCって素晴らしい」と信頼され認められるのではないでしょうか。会員拡大活動は、メンバー一人ひとりが本気で会員拡大活動の重要性を認識し、お互いに様々な情報を共有し、地道な草の根運動を持続的に取り組むことで必ず会員を拡大できると信じています。

大人の学び舎で自己変革を起こそう

 近年、全国的に青年会議所の平均在籍年数の低下や、仕事・家族・JCの両立が出来ずに「青年会議所とは何をするところなのか」「青年会議所の存在価値やJAYCEEの在り方」といった事を体感出来ずに自己成長へ結び付けることなく卒業をむかえてしまう受動的なメンバーが増加傾向にあるのではないでしょうか。我々は、卒業を迎えるまでに毎年違う役職を務め、ゼロからのスタートを繰り返し、この地域をより良くするために様々な事業を立案・実施するプロセスを通じ、何も出来なかった自分が、日々成長し1年後には大きな変化を遂げています。JCという組織には偉大な力があります。与えられた機会を一生懸命に向き合っていれば、同志が必ず助けてくれる力、何かを成し遂げようとする時に、賛同・協力してくれる同志、そして、一生涯の友となる同志との出逢いの力があります。青年会議所に自分の意志で入会したのであれば、社業のため、地域のため、家族のため、そして自己成長のために、40歳までの限られた時間の中で、少し無理をして利他の精神で能動的に行動してみてはどうでしょうか。また、JC活動を通じ一番の財産となるのは、同じ目的に向かってJC活動を行う中で出会う仲間であり、その出会いから生まれる友情だと感じています。出会いには、人の未来を変化させる力があり、その人の人生を豊かにするだけではなく、考え方や行動までも影響を与えてくれます。大人の最後の学び舎である青年会議所は、まち創り人創りのために、大切な時間とお金を費やし様々な成長の機会の提供に率先して行動することで、自身の様々な資質が磨かれ素晴らしい出会いや普段経験出来ない事や多くの気づきの場となり、自分自身を大きく変化させ自己変革につながります。

創立50周年を迎え

 2020年度、白山青年会議所は創立50周年を迎えます。1971年に現在の前進である松任青年会議所が産声をあげました。設立当初より今日まで、創始の精神である「奉仕・修練・友情」の三信条のもと、先輩諸兄一人ひとりがこの地域に対する熱い想いを抱き様々な活動を続けてこられました。今、現役である私たちが「地域のため、会社のため、家族のために」日々熱い想いを抱き大切な時間を使い、青年会議所活動が出来ていることは、これまでの先輩諸兄の軌跡があるからです。これまでの50年の歴史の中で歴代理事長がどのような想いで松任青年会議所から白山青年会議所を牽引されてこられたかを振り返ることで、今後の白山青年会議所のなすべき使命が見えてくることでしょう。本年度、白山青年会議所は全メンバーが手と手を取り合い、心ひとつに先輩諸兄や地域の方々に敬意と感謝の心を常に持ち続け、厳粛な雰囲気で創立50周年記念式典を開催し、創立55周年に向けた白山青年会議所の活動指針となる「55周年ビジョン」を発表することで、これからの新時代に向けた白山青年会議所の進むべき方向性を打ち出します。またこれからの輝かしい前途有為を記念し、白山青年会議所に相応しいおもてなしと魅力を前面に押し出した祝賀会を開催します。そしてこれまで長きにわたり、白山青年会議所は様々な事業を展開し、この地域に多くの功績を残してきました。創立50周年記念事業は、「地域のたから」である、これからのまちの将来を担う立場にある子どもたちがひかり輝けるような記憶に残る記念事業を開催します。近年の子どもたちを取り巻く環境は、国際化、高度情報化、少子高齢化による社会構造の変化、核家族化の進化、人間関係の希薄化による地域のコミュニティ連携不足が上げられます。携帯電話やSNSのある環境が当たり前の時代となり、私たちが過ごした幼少期とは全く異なる時代背景にあります。今後、日本社会はますますグローバル化が進み、今後の国際社会における日本人としての意義が問われます。この先、国・地域の未来は子どもたちが担っていきます。この様な時代を生き抜くために、普段の私生活では経験できないようなことを体験できる機会を、この地域の魅力の一つでもある自然の中で育めるような事業を展開することで、子どもたちに「生きる力」を養って頂きます。

地方創生にむけて

 「日本創成会議」人口減少問題検討分科会の推計によると、2040年までに今ある全国の自治体の役5割が消滅可能性都市と言われています。若年層の都市部への人口流出が顕著になってきており、我々が住み暮らす地域を元気づけ、活性化させ、若者の地方離れを考える必要があります。地方創生とは、2014年に政府によって掲げられた「まち・ひと・しごと創生法」という国の政策の一つであり、東京の一極集中を打開し、各地域の人口減少、少子高齢化、過疎化等、地方が抱える課題を解決し、将来にわたり持続可能な住みよいまちづくり、ひとづくり、しごとづくりを行うことが地方を元気にすることです。我々が住み暮らす白山市にも社会課題は山積しており、その課題を他人事として行政に頼るのではなくて、自立した豊かな地域を実現するために、我々青年経済人であるJAYCEEが先導に立って、この地域の文化や資源、特異性を活かしつつ、この地域に住み暮らす人々の意識を変革する運動を推進していかなければならない。また近年、AIIoTといった人工知能やインターネットによる情報化社会が発達し、グローバリゼーションな時代を生き抜くなか、人とのコミュニケーション不足により良好な人間関係を構築できない傾向も見受けられます。我々は、この地域の未来を担う子どもたちや若い世代の人たちとともに、自分たちの将来について考え、誰一人取り残さない持続可能性のある無限の夢を描けるまちづくり、ひとづくり、しごとづくりを進めていく必要があります。そして、このエリア白山には、その地域の魅力である豊かな自然や文化など、これから開花することが出来る可能性を秘めた「価値」が数多く眠っており、それらを国内外に広く発信することでこの地域の活性化につながります。さらに我々JCは、全世界80ヵ国を超える国と地域とのグローバルネットワーカーであり、人と人、地域と地域を結ぶことが出来る可能性を十分に秘めており、あらゆる方向性や視点から客観的に物事をとらえ、このまちの未来を見据えた活動を能動的に行っていく組織でなければならないのです。

魅力ある組織であるために

 私たちは「世のため、人のため」に様々な想いを描きJC運動を展開している以上、私たち自身も魅力ある人材、組織でなければなりません。そして我々は、地域に信頼され必要とされる組織でなければ意味がなく、自己の満足感を得るために活動していては意味がありません。まずは青年経済人である我々一人ひとりが、このまちの未来について真剣に考え、地域の課題は何なのかをしっかりと調査し、その課題解決に向けて事業を展開するだけでなく、社会により良い変化を与え続けなければならないのです。さらに、強い信念と覚悟をもって失敗を恐れずに何事にも積極果敢にチャレンジし率先して能動的に行動し、地域のリーダーとして意識変革を起こし自己成長へとつなげることができるならば、魅力あるJAYCEEへと昇華させることができます。組織の中の一人ひとりがそのような意識レベルの高い人財の集団となれば、この地域に必要とされるだけでなく、力強いJC運動を展開することができ、この組織の魅力を発信することができるのではないでしょうか。魅力ある組織であるためには、我々メンバー一人ひとりが自己成長を遂げ、互いに尊重でき信頼できる仲間となることで、白山青年会議所のプレゼンス向上にもつなげることが出来ます。

他団体との連携

 2005年2月1日の平成の大合併により1市2町5村が合併して白山市が誕生しました。白山市は、県下最大の面積を誇り、霊峰白山からの雪解け水による豊富な水の恵みを受け、古くから各地域で独自の文化や祭り、食文化が形成されてきました。2016年6月には、青年友好3団体と密接な繋がりを持たせ、各地域をより発展・活性化させるために、手と手を取り合い「ALL白山青年サミット」として締結調印を行いました。以後、毎年様々な事業を展開しています。しかし、いまだこの青年友好3団体に所属する青年経済人が一つになり切れていないように感じます。まずは、我々白山市内の青年経済人がしっかりと連携し「白山は一つ」の想いを胸に白山市内各地に眠る沢山の「たから」を再認識し、白山市各地の魅力を更なる価値あるものに作り上げていくことが出来れば、必ずこの白山市は今以上に魅力あるまちとして認知されいくでしょう。そして近年、未曽有の自然災害が日本各地で頻発しています。地球温暖化により毎年、日本各地どこにでも自然災害起こり得る可能性があり、災害が少ないと思われがちな石川県ですら他人事ではありません。我々白山青年会議所もいつ何時起こるか分らない自然災害にどのように備えていくか常日頃から一人ひとりが考えておく必要があります。有事の際に備え、白山市社会福祉協議会と密に連絡を取り合い、青年会議所のネットワークを最大限に発揮させ、より効果的な災害支援に備える準備が必要であると考えます。

おわりに

 私は、2012年に白山青年会議所に入会し、今年で9年目になります。入会当初はJCに何の価値も見いだせずにいた私でしたが、歴を重ねる毎に多くの出会いと学びの機会を得ることができました。青年会議所活動は、強い想いを持ち能動的に行動することで、社会を変化させることができます。青年会議所に入会していなければ出会うことが無い異業種の集まりだからこそ、多様性な価値観に触れることができ、自身を大きく成長させてくれるのだと確信します。JCには様々な機会の提供がありますが、参加することに意味があり、そこには素晴らしい気づきや出会いがあります。人は人によって磨かれ、この限られた青年期に出来るだけ多くの人と時間を共有し、見識を高めることで、この先の人生が豊かになると信じます。私も、JC活動を通じて、多くの機会の提供を受け、色んな体験・経験から人としての器を大きく成長させていただきましたし、県内外に多くの同志を持つことが出来ました。本年、白山青年会議所が創立50周年を迎えるにあたり理事長として、携わることに感謝し誇りと責任感を持ち、熱き情熱を抱き1年間活動します。変化の激しい社会情勢のなか、我々青年は、青年会議所活動を通じ、様々な価値観・多様性に触れることで、柔軟な思考力を養い、時代の変化をいち早く捉え、その地域の社会課題を分析し能動的にまちの未来を描き『創意・工夫・努力』の心を持って活動していきましょう。地域の若きリーダーである我々青年経済人は、失敗を恐れず、率先して行動することで、自己変革を起こし、社会を変化させ、新しい時代への一歩を創り出し、新時代への先駆者となろうではないか。